裸足のままで生きていく

日々の雑感と、アニメ紹介をあれこれ

アニメ業界あれこれ。

今期というのは、タイミングが良いのか悪いのかは置いといて、一つもアニメを見ていないという珍しいクールとなりました。

 

自分が単純に飽きたのか。もしくは単純にアニメ業界全体のパワーがなくなったのか。

個人的には自分が飽きただけであってほしいですが、実際はよく分かりません。

 

ここ10年自分がアニオタを自覚した03年から深夜アニメを見続けてはいましたが、

感覚的にはここ4年は、業界的に新しい変革というものを感じていません。

 

僕が主に感じた深夜アニメ界隈における事件を書くと、

 

04,5年ごろハピマテオリコン1位運動。

06年ハルヒらき☆すたにかけての京アニの台頭

07年頃からの、シャフトの躍進。

08年ごろニコニコ動画

10年ごろニコ動の公式アニメ配信の活発化。

 

位までは業界全体がより進化していく感じを受けていました。

 

この10年で一番感じるのはマイノリティであったアニメ業界がマジョリティになった。という変化が常に起きていて、それが楽しかったという側面もあります。

 

上記はなるべく客観的に書きましたが、個人的なものを辿ると新しいと思えるものが断続的に起きていました。

 

03年

全ての始まり。深夜アニメに出会う「グリーングリーン

初めてハマった「D.C.

04年

くぎゅうショック、アリプロ事変。

05年

アクエリオンスタイリッシュ過ぎて思わず布教しちゃいました。

舞ーHIMEに舞い上がる。

WEB小説というものを知る。

06年

色んな2次小説を読み漁る。

あ、この前なろうについて語ろうとしたんだけど、内容的には

なろうの本質というか、歴史を見ると、性質は

「俺TUEEE」

構造的にはアニメというものがあって、そこに自分を投影したもの、欲望をぶつけていって物語をアウフヘーベンしていく。

なんとなくアウフヘーベンの使い方が間違ってる気がするけど汗

そうじゃないねん。こうやねん。思い通りにならないとあかんねん。という思いが根底にあります。

そうなると、ご都合主義というものは当たり前だし、葛藤なんて御法度。

おれのかんがえたさいしょうのキャラクターがさいこうのものがたりを紡ぐのがweb小説なんであり、そこにご都合主義過ぎるwwwとか、葛藤がカタルシスがないwwとかいうコメントなんかいらないわけですよ。

俺つええええをしたいんです。

そう考えると、性質上アニメとかちゃんとした物語とは違うものなので、自分の中ではなろうの作品がアニメ化するのは物凄く不安でいっぱいというのが本音だったりします。

これに関しては”適応”という単語を使って色々喋っていきます。

 

閑話休題

 

08年

ニコニコ。

これもね語りたいことはたくさんあるんですよ。

08年ごろのニコニコの作品とコメント、そして今の作品とコメント。

全く違うでしょ?大体10年頃からを境に切り替わってきてますわ。

作品の作り手の意思。コメントする側の意思が変わってきていて、

ニコニコがどう変わっていったのか。

というのも別途書きます。これも面白いですよ。

 

10年

ニコニコ公式アニメの活発

みつどもえ2期が印象に残ってる

・・・・・と思ったら11年だったわ汗

上のニコニコの奴をちらっていうと

この頃から「みんなで一緒に見る」という意識が強くなっていった印象がある。

正直公式アニメが始まるまでは結構アニメ熱が冷めていて、どうしたもんかと思ってたところに、このサービスが始まってすげぇ楽しいじゃんと感じたのを今でも覚えてる。

 

 

こっからなんですよ。

あんまり印象に残らないというか、なんなとく枠内で収まってる感じがするというか、それは昔あったことの焼回しで進んでいないという印象を受けるのは。

 

マックス的なことを言えば、ここ2年くらいの映画ラッシュが最後のトモシビのように感じてならない。

俗にいうと「アニメ業界はここまで凄いのか」と一般的に盛り上がった最後。

やりきったといってもいいし、有体に言えばブームが終わった。

ここでいうブームは「当たり前じゃないものが当たり前になる過程」という意味で

世間一般的にアニメブームが起こったというのがここ10年の歴史。というのが自分の認識。

 

この10年を通して妄想を膨らませると、

日本というものが、何もない状態からある状態へ移行する。

テレビがマイノリティからマジョリティになる過程。

日本が経済大国になる過程。

基準としては89年のバブル。昭和の終わり。

多分だけど、面白かったんだろうな~と思った。

ある状態になった平成以降。失われたと言われるのもなんとなくわかる気がする。

完成しちゃったんだな~と。

 

 問題はここからで、少なくとも認識上は完成してしまったわけです。

少なくとも簡単には伸びしろを見つけることが叶わなくなってきました。

進歩がなければやはりキツイですね。

需要があるのに供給がうまいこといっていない。

公式だけではフォローが全体に行き渡らないほど業界が肥大化してしまったのかもしれません。

 

物事は一度大枠が出来ると次に細分化することが多いので、これからもっと細分化していくでしょう。

多分みんなが感じている一つのこととして、距離が遠くなった。というのがあるんじゃないかな?と感じています。

 

公式だけじゃ満足できない。何かないかな?喋りたい。そうしないと離れていってしまう。というある種の焦燥感を感じたりします。

業界の流れとしてニコニコのコメントというものが個人を繋げる為に役立っていましたが、それも数年たった今、少しきつくなってきた。当たり前になってきたといえるでしょう。

ならば次に行かねばならない。

じゃあどうするか。

私はブログという場を作って楽しめる所を作ろうと決意しました。

ものすごーく小さいけど、多分これくらい小さくないと距離が埋まらないんじゃないかな?と今の自分では思っています。

これが答えなのかどうか分からないけども、自分が出来る範囲でアニメ業界に貢献していきたいと思う今日この頃。

 

PS:しかし希望は結構残ってると思っていて、今後日本は急激に環境が変化していくので良くも悪くも変わっていくと予感してます。内部だけでの変化が難しくなりましたが、外部からのショックが起きると思われるので結構楽しみだったりします。(アニメ然り、日本然り)

 

PS2:環境についても色々書くことがあるのでまたいつか。